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会話に注目が集まるIT業界[今週の気になったニュース][ラジオ元ネタ2018.2.20]

今回もラジオで話したニュースの元ネタなどをいくつか紹介。これまでニュース記事のタイトルとリンクを貼ってつけていたが、今回からはタイトルではなくてリンクと内容に関する説明を行うことにした(基本的に順不同)。
①ZOZOTOWNのおまかせ定期便が開始 https://bouncy.news/9395 ・アマゾンも同様のことを考えているが、zozoスーツのメリットがあるので、zozoで買えば買うほど自分の好みやサイズに関しても知識が増えるという意味で、このサービスがかなり大きいと思われる。
②ポルシェが旧式の車の部品を3Dプリンターで提供して作成して供給すると発表 http://gigazine.net/news/20180214-porsche-3d-printing/ ・古い家電や車など、小さなパーツは再び作るのが難しい。その、3Dプリンターであれば大量生産のための設備もいらない。3Dプリンターのメリットはこういうところにある。  ポルシェのような車だけでなく、多くの様々な小さい部品ができれば良いな。とはいえ3Dプリンターで銃を作るといった動きも昔からあるので、3Dプリンターでできることできないこと、あるいは「できてしまうこと」に関しての問題点について議論しなくちゃいけないでしょう。
③番組でも何度も漫画の海賊版の話をしてきたが、どうやら漫画、特にコミックスの売り上げが大幅に落ち込んでいるということが明確になってきた。そこで漫画家協会は海賊版サイトを非難する生命を発表している。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/13/news090.html http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/16/news061.html ・僕のような人文書等をメインとする書き手にとっては、コミックの売り上げが落ちれば ただでさえ売れない人文書に資金が回ってこなくなる可能性もある。その意味で、漫画の落ち込みは僕にとってもかなり問題なのだ。  音楽も十数年前同じようにCDの海賊版が流行った。そこで音楽業界は、10年ほど前からSpotifyのようなサブスクリプションサービスに移行した経緯がある。漫画ももしかしたらコミックを買うという形から、定額を支払って読み放題サービスのような形になるのかもしれない。あるいはそのような方…

ラジオ原稿元ネタ2018.2.13

顔認証メガネで旅行者をスキャン —— 中国、すでに7人を駅で逮捕(ビジネス・インサイダー)
こちらもhttps://media.dglab.com/2018/02/09-afp-02-2/  中国の顔認識技術はすごいもので、監視カメラもいたるところにある。 おそらく東南アジア等への輸出が目的。
Twitter、ついに初の黒字に(ITメディア)
「QRコード」付きバレンタインチョコ出現か(ヤフーニュース個人) ・バレンタインはネタとしても、ビジネスの可能性が広がったのは間違いない。詳しくは放送きいてね。 https://www.tbsradio.jp/dc/
台湾の地震を受けた寄付金デマ 本人は誤り認め、謝罪「インターネットの怖さを痛感した」(バズフィード) ・デマ、いくない。私刑、いくない(デマ拡散者が実際にどのような人物であれ。それは法が裁くから)
エストニアの「データ大使館」構想 国とは領土ではなくデータ(DC LAB HAUS) ・エストニアについては本も出て読んだ。 https://www.amazon.co.jp/dp/B01AXRCDZ4
元うたのお兄さんの「あたしおかあさんだから」が炎上するワケ(ヤフーニュース個人)
■番外編 ・21世紀最大のビジネスチャンス「ヘルスケア」に挑むAmazonの可能性(ニューズウィーク) →個人的にすごく興味深かった

インテルのARグラスは眼鏡と見分けつかず 超小型で網膜投影(moguraVR)
学生ベンチャー育てる「N高起業部」 堀江貴文氏ら、入部審査で学生に酷評(ITメディア) これからがんばっていただきたい。
今週はそんな感じ。

[荒川強啓デイ・キャッチ!]ラジオ元ネタ(2018.2.06)

荒川強啓デイ・キャッチ!』。リンク先で音声きけます。
今週の元ネタ

①末期患者の「余命」を予測する人工知能、スタンフォード大学が開発(WIRED)
・こちらも
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180129-00010007-newsweek-int
原論文はこちら
https://arxiv.org/abs/1711.06402

 すべてが計算できる「ラプラスの悪魔」にも連なる問題だけど、放送で話したように、個人的には技術によって、わざわざ選択しなくてはいけないものが増えてしまったということが問題。
 単に技術がない時代は、余命がわからない。だが知らないことを選択するという事は、「余命がわかるのに知らない」という選択をすること。これは端的に知ることや選択肢が増えることを喜べばいいわけではなく、知ることもできるのに知らないを選択するという意味で、心理的リスクを負う判断が増えたということ。その意味で選択肢の増加は人間を幸福にするだけじゃない。
技術哲学では、オランダの哲学者フェルベールが書いた『技術の道徳化』という本にも、こうした問題が最初に描かれている。非常に面白いのでオススメ。

「日本eスポーツ連合」設立 国内団体を統合 プロゲーマーの条件は(ITmedia)
・以下も参考
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/01/news142.html
https://news.yahoo.co.jp/byline/takashikiso/20171215-00079312/
・番組ではあまり扱わなかったけど、組織の設立については批判も結構多かったりする。そういう意味で業界内ではかなり議論されている問題。個人的には今後もウォッチしたい問題。

米IT大手3社
アップル・アマゾン・グーグル、好調 10~12月(毎日新聞)・詳しい記事はたくさんでてくる。いくつかリンク貼っておく。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26401370R00C18A2000000/
http://gigazine.net/news/20180202-amazon-q4-2017/
https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20180202-000…

[荒川強啓デイ・キャッチ!]ラジオ元ネタ(2018.1.30)

荒川強啓デイ・キャッチ!』。リンク先で音声きけます。
今週の元ネタ

AI製「有名女優のポルノ」が爆増(GIGAZINE)
・いずれ何が人で何がコンピュータか、ますます区別がつかなくなるでしょう。先週Pornhubでスタジオが盛り上がったので、やや意図的に選んだ(笑)

枝野幸男氏が、草津白根山の噴火被害者を「心からお祝い」したとネットで拡散 ⇒ 実際には…(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/24/edano-katsuzetsu_a_23342922/・なぜ、どう考えてもおかしいと思えるもので炎上するのか。これは立憲民主でも自民党でも変わらない。事故で被害に合った人を嬉しいと思う人はいない。故に何らかの心理的反応によって間違えたのではない。
→本当は思っていることを隠して逆のことをいったりする場合、思わず言葉に出てしまうことがあるが、これはそういった案件とは全く違うということ。 ③子どもたちを狙う危険な動画コンテンツ「エルサゲート」って何だ?(エストニア共和国より愛をこめて)
・全然知らなかった現象なので、ブログ主さんに感謝。目的が全くわからない。
→中国でも問題になってるhttp://j.people.com.cn/n3/2018/0123/c94475-9418899.html洗剤を食べる「Tide Podチャレンジ」が少年少女の間で大流行、専門家が警鐘を鳴らす(GIGAZINE)
・確かに子供がみたらうまそうと思うかもしれないが、昨今おいしいものは山ほどあるので、子供はむしろ禁止されるからこそ食べたいのだろう。
→最終的にはメーカーがデザインを変更すべきなんだろうけど、多分このデザインだから売れる、という側面もあってやめられないんじゃないかなー。 ⑤「HomePod」がようやく発売へ--出遅れたアップルに残されたチャンスとは(CNET JAPAN)
・値段も高いし、発売されてみないとなんともいえないなあ。

■番外編 犯罪発生 AIで予測 神奈川県警が全国初 東京五輪までの運用目指す(産経新聞)
・どこまでAIを活用するかわからないけど、アメリカではアルゴリズムに偏見が混じっていたせいで大問題になったりしてる。詳しくは僕の記事を参照
フェイクニュースより恐ろしい、アルゴリズムの「偏見」とは何か? 今週はそんなところ。ちなみに…

[荒川強啓デイ・キャッチ!]ラジオ元ネタ(2018.1.23)

今週の元ネタ。


超人気アダルトサイトが2017年をまとめた統計レポートを公開、日本人ユーザーのフェチも明らかに(GIGAZINE)・詳しい統計情報はリンク先からたどれます。あまり表に出てこないアダルトの統計情報は貴重かと。
20年間収監中の受刑者が仮釈放生活をVR体験 社会復帰を目指す(moguraVR) https://vrscout.com/news/inmates-vr-prepare-life-on-outside/ ・VRで認知症患者の世界を体験したりと、VRは「体験」がキーワード。
スマートスピーカーが、テレビ、スマホなどから時間を奪いメディアの主役に!(ヤフーニュース個人) [リンク先PDF注意]
http://nationalpublicmedia.com/wp-content/uploads/2017/10/The-Smart-Audio-Report-from-NPR-and-Edison-Research.pdf ・PDFが読みやすくてありがたい。読むのに時間かからなかったのでおすすめ。 音声認識技術の重要性については、昨日のラジオで少し話したので気になった人はきいてね。 https://www.tbsradio.jp/dc/ ここからきける。
Facebook陣営がソーシャルで圧倒的人気も、日本はLINEが1位――App Annieの2017年アプリ市場調査(TechCrunch Japan) ・レポート本体は記事からリンクがあるのでそちらから。
結婚などのライフイベント、報告は直接よりもSNSで--米調査(CNET JAPAN) ・こちらもレポートは記事からリンクでてます。
Alexaスキル人気ランキング発表 1位はradiko、2位はあのキャラ(IT Media) ・2位がピカチュウトークなところ、まさに音、会話、重要だな、という感じ。
扱わなかったけど、重要だと思ったのはこちら ビジネス向けチャットツールは、なぜ「次に来る大物」とされるのか──テック企業の競争が激化する理由(WIRED) Slackの話題なのだけど、いずれSlackについては番組でやりたい。

以上です。 正直、今週はあまりネタが少なく苦労した。とはいえ、音声認識技術について最後の数分自説を述べられたので良しとしよう。

今週のラジオ元ネタ(2018.1.16)

この前後輩から、ラジオ(デイキャッチ)で話した内容や、それに関する記事をブログでまとめて欲しい、と言われた。
そういえば、Twitterでは元ネタの記事を発信しているものの、ブログで簡単に残しておくのもいいかと思った。
なので、以下今週気になった記事を


YouTube、樹海で遺体撮影YouTuberに言及 対応への遅れに批判も(ねとらぼ)結局アカウントの削除が行われないなら、プラットフォーマーとしてのYouTubeの責任は問われるよね。


「出会い系アプリの女性がプログラムだった」という男性の悲痛の叫び、被害総額は170億円超(gigazine)
チューリングテストがこんなところで行われているとは。。。ちなみに、チャットボットがメンタルヘルスに有効なことは結構しられている。https://wired.jp/2017/07/31/woebot-chatbot-therapist/

iPhoneのヘルスケアアプリが強姦殺人事件の重要な証拠として使用される
iPhoneやスマートスピーカーが犯罪の証拠になる社会において、セキュリティやプライバシーはどのように扱われるようになるのか。


国内の言論統制が目的か? ベトナム人民軍のサイバー部隊「Force 47」(前編)
後編はこちら
中国以外のアジアの言論統制問題など、日本人はあまり知らないけど重要。


フェイスブックがニュースを排除する:2018年、メディアのサバイバルプラン(その3)
朝日新聞の平さんの記事。いつも大変参考になる。フェイスブックがニュースより友達の投稿を重視するようになったことと、同時にメディアはSNS拡散より課金に移行するのかどうかが問われる。さらに、課金ユーザーと無料ユーザーで(フェイクニュースなど)情報格差が生じるのではないか、という問題。パブリッシャーが今後どうするのかは悩ましいところ。


スマホ「ながら運転」厳罰化へ 事故なくても懲役6月以下 道交法改正案 (1/2)
これは当然の方向だよね。


致死性の感染症の急増が実は人工甘味料「トレハロース」によって引き起こされていたことを示す研究結果
これ、全然知らなかった。


Netflixが初めての トークショー番組を開始、最初のゲストBarack Obamaはソーシャルメディアの“バブル”を警告
デビルマンといいこの番組といい、ネットフリックス、やるなあ。

以上。番組で扱った以外…

声が届かなくなった世界の中で。

普段ラジオであまり声を荒げたり強い言葉を使うことは(敢えて面白く話すとき以外は)ない。とはいえ、今日は昨今議論になっている水原希子氏に関する話題で「クズ」などの単語を使った。

別にこうした言葉を使っちゃいけないとは思わない。しかし一方で僕が気になっているのは、強い言葉で批判を強めれば強めるほど、数年前とは逆に「本当に届けたい」相手には声が届かなくなっていることだ。
もう3、4年前になるが、当時の僕は、今後は「感情」がテーマになると思っていた。当時はFBが特定のユーザーのタイムラインに、ポジティブ/ネガティブな投稿をどのようにみせるかを調整することで、その人の感情が変化するといった実験を行っていた時期だった(実験自体は2012年で、それが発覚したのが2013年か14年だった)。簡単にいえば、無意識や直観、また感情的な言葉が人を引きつけることが注目されていた時期だった(ジョナサン・ハイトなどの著作をよく読んだ)。実際それから、今日のようにより感情的な議論が増加した(炎上はその頃からあったが、今のような「炎上芸」のカテゴリーないしタグ化はそれほど世間に浸透していなかったように思う)。
多くの感情的フックを利用することで人々にある種の動員を促進し、自分の主張を支持させること。これがそれなりに効果があったのがほんの数年前。いわゆるノンポリや、政治的意見を模索している人たちに対して、感情的な(かつ論理的でもある)言葉は確かに意味があった。
でもそれから時間が立った今、強い主張は(その内容がどうであれ)一種の「炎上芸」とみられ、意見を異にする人にはあまり言葉が響かなくなっているように感じる。無意識や直観を用いる方法論は今後も研究が進んでいくが、感情的な発言を通した動員が成功するのは、特定のクラスターに限定されるようになった。「炎上芸」がタグ化されたことで、言葉の「内容」ではなく「形式」に人々が敏感になったが故に、形式に飽き飽きし、内容にも関心を払わなくなりつつある。どれだけ感情的で論理的な言葉であっても、強い言葉に辟易しているように思う。
強い言葉を使えば使うほど声が届く範囲が限定される一方、ソフトな響きの言葉もまた届くことがなくなった。こうして言葉が他者に届かず、社会の分断化が極端に進行しているのが現在だ。師匠の宮台先生が『正義から享楽へ』という本を出版したのが2016年末。…